すまいの健康診断にはいくつかの種類があります。

人間の健康診断のように看る理由が違ったり、看る部位が違ったりします。

ざっくりとしたイメージですが、看る理由とそれぞれの看る部位は下の表の通りです。

  看る理由 看る部位 看る資格(必須でないものも有)
1. すまいを売る際に行なう
(既存住宅売買かし保険に入る為等)

構造と雨漏りの確認

(既存住宅状況調査)

建築士

既存住宅状況調査技術者

2. すまいを買う際に行なう
 (直す部分の確認)

見える範囲での劣化の確認

(ホームインスペクション)

JSHI等の団体認定の
ホームインスペクター
3. これからも住むために行なう
(修理のための確認)
傷んでいる部位 その部位に関する民間資格等

 

※ざっくりとしたイメージですので、多少的確でない部分がある点はご容赦ください。

また、人間の健康診断と同じ様に、注意点もたくさんあります。

(実際に行なう際は重要事項説明でお話します)

注意点①

既存住宅状況調査もホームインスペクションも看る部分の目視検査を基本としています。

(1次検査と位置付けられる非破壊検査です)

注意点②

見えないところ、見せたくないところの状態はわからないということです。

当たり前ですが見えない部分は看られないので判断できません。

既存住宅状況調査では見られない部分があると

既存住宅売買かし保険に加入できない場合があります

注意点③

そのすまいが法律に適合しているかの判断はしないということです。

よく、この住宅は建築士に既存住宅状況調査してもらったので、

法律的に問題がないと証明してもらったと勘違いする方がいますが、

そんなことはありませんので、ご注意ください。

他にも注意点はあるのですが、それぞれのページでご案内しますので

そちらをご覧いただければと思います。

既存住宅状況調査について

ホームインスペクションについて